ギターでほどかれる

guitar
練馬文化センターで開催されたギターコンサートを鑑賞して参りました。
この演奏会では、「19世紀のギター」「現代のギター」「合奏用のギター」の3種類が登場していました。
「19世紀ギター」とは、1850年前後にフランス、イギリスを中心にヨーロッ各国で制作され、小型で表面内部に扇形の力木を持たない、温度や湿度にデリケートな楽器らしいです。
フォークギターとエレキギターにしか馴染みのなかった私には、この小振りで控えめな感じのギターはとてもかわいらしく思えました。
「現代のギター」とは、スペインの製作家アントニオ・デ・トーレス以後の、650ミリ前後の弦長を持ち扇形の力木を配しているスパニッシュ・ギターのことだそうです。
会場で頂いたプログラムの楽器の紹介で、初めて知りました!
「合奏用ギター」とは、通常のギターよりも1オクターブ高い小型のペケーニャ・ギターと1オクターブ低い大型のコントラバス・ギターを指すようです。
歌も複数の声が重なると、そのハーモニーに鳥肌が立つこともありますよね。ギターもさまざまな音色が奏で合うと、それはそれは見事なものです!
そしてステージ後方にはバロック時代の響きがよみがえるチェンバロがありました
生の楽器の音が、静かな会場に柔らかく、ときに力強く行き渡っていました。三部まで全ての演目が修了すると、館内は大きな拍手で、それに応えてアンコールには日本の四季を代表する曲を聴かせてくださいました。
これは余談になりますが、出かけるときに携帯電話を忘れた私は、日常の呼び出し音から開放され、ギターを楽しみ、まさに音にほどかれた一日でありました♪
音によってもほどかれるのですね!

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