帝国ホテルでたくさんのJazzプレイヤーの演奏を観た先日、思ったことがあります。
それは、素晴らしいなあと感じるプレイヤーは、「姿勢がよい」ということ。
この姿勢というのは、ただ腰が伸びているというだけではなく
その人なりの自然な形を身につけているという印象です。
例えば日本を代表するサックス奏者の方は、まるで地面から足、腰にかけて芯が通っているかのように見えました。大地からエネルギーを吸い上げて吹いているみたいです。
だから力強く、安定した心地よい音色なのかもしれません。
またあるピアニストは、大きな身体でしたが、背筋が伸びて脇が開いていなくて
とてもお行儀よい姿勢で軽やかな旋律を奏でていました。
プレイ中に盛り上がってくると、オーバーアクションになるシーンはよくTVでもありますが
このときの演奏者は、その盛り上がりを体内で充満させて、動作ではなく自分の内部への圧力として使っていたように感じました。
涼しい表情をして、とっても力強いことが起こっているのでしょう。
楽器演奏や、踊りのパフォーマンスで見た目の華やかさを出すアクションは難しくありませんが、その高まりをじわじわと溜めて溜めて表現者が芯から感じているプレイは深いところで観客に伝播します。
聴いているものよりも、プレイヤーはその何倍もエキサイティングなのでしょうね♪
JAZZプレイヤー
- ぬいぐるみさんとの暮らし方
- うさぎのぬいぐるみ
学ぶ立場、教える立場、表現する立場。
いずれによらず、よい姿勢は自己発露の源となり
謙虚な心の姿勢をも現すのではないでしょうか。
地に足が着いて伸びやか、しなやかにして崩れず。
さかなうりのたまごかいさん
書き込みありがとうございます!
そうですね、武道などにも通じる下実の姿勢は
身体にも、心にもあてはまるようです。
大地に生える1本の草の柔軟さのごとくですね。