先週末から野生のイルカが集う島、御蔵島(みくらじま)へ行ってきました。
竹芝桟橋から片道約8時間。火山で名を馳せた三宅島のすぐ近くの小さな島です。
シュノーケリングしながら野生のイルカをウォッチ&一緒に泳ぐというのが、この島を訪れる観光客のメインイベントで、ここ数年エラい人気なんだそうです。
何よりこの島の大ファンが身近にいたもんで、私も名前くらいは知っていたのですが、縁あって(別ルートで)お誘いいただき、ふだんはちっとも海になぞまったく縁のないワタクシですが、にわかイルカファンになり、ハートマークの目をしていそいそ出かけていった…というわけです。
で、さて。
船の到着時の揺れでひと吐きした後、寝不足気味のぼんやり頭のまま、生まれて初めてのウェットスーツに「うぇ」っとしながら贅肉を押し込み、ダイバー達が「うさぎ」と呼ぶらしい白波が立つ、やや風の強い海へ漕ぎ足しました。
シュノーケリングがまったく初めてというワタクシに、断崖絶壁だらけのこの島の海岸線はキビしすぎました。
練習と称して一度海に入っただけでもうビビリまくりで、その時点でなんかもう「負けてしまった」感じ…。
っていうか、ワタクシが、海をなめていたのでしょう。ちょっとくらい練習してこいってことです。
この夏はプールに何度か通いましたが、平泳ぎで長く泳ぐ練習ばかりしてたので、まったく役に立ちませんでした。orz
で、さてさて。
その日はすっかり見学モードで、船の上で体育座りで待機状態のワタクシでした。
「イルカ、いるか!」って目を血走らせた観光客を乗せた何台もの漁船が、波間に浮かぶ背びれを追ってあっちこっちと追いかけ回す光景はなんともユーモラスというかシュールというか…。
イルカに恋い焦がれる人間たちを弄ぶかのような彼らのその奔放な姿こそが、水族館では味わえない、“野生の”イルカの醍醐味なのかとも思ってみたり。。。
てな訳で、イルカを追いながらの水中写真などのぞむべくもないワタクシが、滞在中に撮った唯一のイルカです。
【追伸】2回目のアタックでは、相変わらずヘタレな泳ぎぶりでしたが、一瞬、(背ビレだけでない)イルカの姿を拝むことができましたのですよ!