子どもの水泳大会の思い出

私には中学の娘と高校の息子がいます。
その息子が小学校の3,4年生だった頃のお話です。

夏に水泳大会があり、希望者は参加してくださいという通知をもらってきました。
息子は、その内容を聞いて出てみたいと言いました。
私は本人が出たいのなら、水泳大会を体験するのもいいと思い
希望を提出しました。

水泳大会といえば、スイミングスクールや教室に通って
いい成績を出す選手がまず出ます。
そうでない子でも、そこそこ泳ぎの得意な子が放課後に特別練習をして大会に出る
そんなものです。

息子は水泳を特に習ってもいませんし、泳ぎが得意ではありませんでした。
が、参加表明を出した子は、放課後に特別練習に参加するようになりました。

ある日、学校の水泳のコーチの女性から電話がありました。
「お宅の子どもさん、水泳大会に出て落ち込むかもしれませんよ、いいのですか?」
みたいな内容だったと思います。
要するに、バリバリ泳げる子がタイムを競う大会に出て、本人も親も劣等感を抱くかもしれないから
出ないほうがいいのでは?ということです。

しかし、私は「本人が希望したことなので、その点は別に大丈夫です。」と言いました。

大会当日、息子は初めて会った他校の友だちとにこやかに話していました。
本番では予想通りの最下位でした。
しかし、最後まで泳ぎきったので、私としてはよい経験をしたと思いました。

息子が事前に水泳大会に対する認識(?)とか競争心とかがあったなら
出るとは言わなかったかもしれませんね。

夏が終わりに近づくこのごろ
ふとこの話を思いだしました。
子どもの選んだことは、大事にしてあげたいと思います。
例えそれが、親のちっちゃなプライドを損なうようなことであっても。。。(^^)

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