紐用の布もじゃばじゃば

ほどいた着物というのは
長年のほこりがあるものです。

なので、部分ごとにほどき終わったときに洗って
仕立てるときにもまた洗います。
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特に赤い絹は色落ちしやすいので
ふんどしにする前に、最低4回は洗っています。
酢を水に垂らして、そこに浸して色落ちを防ぐという方法もありますね。

赤いふんどしを使用する場合は、なるべく濡れたまま放置しないことをおすすめします。
また色移りしてほしくないものとは別々に洗うように。

色落ちの心配がなくても
市販のものでも
身につけるものは全て一度洗ってからというひともいらっしゃいます。
どんな過程を経てきたのかはわかりませんものね。

新しい布もよいのですが、年期の入った裏地の布というのも
これまた味わい深い表情があります。

低音でアイロンを当てたときの目の揃い具合など
ささやかな日常の所作の
身にまとう布との関係のなかに豊かさを感じられる人が増えますように。

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